さて、手前味噌な告知で大変恐縮じゃが...
ワシが宣伝本部長を務める男鹿なびでは、このH21年11月から男鹿の新たな名産品作りに着手する事と相成りましたのでそのご案内をさせて頂きますぞ。

その名産品として現在思い描いておるのが、男鹿の海産物を使った「干物」なのじゃよ。
企画だけして、既存のノウハウを有する企業に製造委託するという形ではなく、最終的に男鹿なびとして加工場を開設し、販売まで行いたいと思っておる。いうなれば「男鹿なび海産物加工事業部」ってトコじゃな。

これは、男鹿なびを運営する有限会社ピー・エイチならびに日頃からお付き合い頂いておるギバサでおなじみの「三高水産」、しょっつるでおなじみの「諸井醸造所」、そして男鹿を代表する男前(笑)釣り師であり漁師でもある兄・カズヒサ氏が店長を務める「つりショップ海風」などと共に「男鹿産品加工開発協議会」というなんともベタな名前の組織を立ち上げ、男鹿の海産物を使った加工品を開発し、新たな男鹿の名産品を作り上げようという思惑でしてな。

その干物作りにこれから取り組むのは写真の通り地元男鹿の三人の若い女の子。
ちなみに三人ともこういった類の仕事は未経験のド素人でな。

ありえんじゃろ?

...が、ありえんがゆえに男鹿なびでしてな。
男鹿なびを立ち上げ、かれこれ5年を経過するこの歴史を鑑みれば、そもそもありえんのじゃから屁でもないわい。
それにワシらには三高水産や諸井醸造所、そして海風・兄といった心強い協力者がいてくれる。さすがに男鹿なび(ピー・エイチ)単体で事を成そうと思ったらそりゃ本当にありえんじゃろうな。
この話をご相談にあがった際に快く協力のお返事を頂けたのが何気に心底嬉しかったのは、些細な後日談ってやつじゃな。

なお、このタイミングでの事業開始にはちょっとした経緯がありましてな。
もともと男鹿なびでは男鹿の新たな名産品作りに自ら取り組んでみたいという思いを一昨年くらいから抱き、虎視眈々と(?)スタートの機会を窺っておったところ、たまたま男鹿市役所から「秋田県ふるさと雇用再生臨時対策基金事業」のお話がありまして主旨・内容が合致したためこの協議会で委託を受け事業を開始するという運びになったんじゃよ。
まあ、パズルのピースがうまい具合にハマったというトコロか？

先述の「ありえなさ」と、この「委託事業」という二点が、やや賛否両論ありそうな構図に見える方も中にはいらっしゃるかも知れんが、あえてそこを公開しておるのは、ひとえにこの事業が本気である事の、つまり今後商売として成立させようという真剣な気持ちで取り組んでいるが故じゃよ。
男鹿の魚介を使った新たな名産品、これで男鹿で採れる魚介の付加価値を少しでも向上できれば、それを獲る漁師の方にも、それを作るこの子らの様な若い地元の子にも、もちろんそれを食べて或いはお土産として買ってご満足頂ければお客様にも、みんなに恩恵のある事であるとワシは真面目に考えておる。

何はともあれ、これからこの三人の女の子が主力となって男鹿の新たな名産品を一から(ゼロから?)作り上げていきたいと思っておりますから、少しばかり長い目で期待して待っていてくだされ。
近々ホームページを立ち上げ、彼女らが開発の奮闘記などをお伝えしていくと思いますので(できれば暖かい目線で)ご意見やアドバイスなどお伝えくだされば幸いじゃ。
男鹿で獲れる魚介は品質はイイ反面、少量多品種の傾向があるので、その辺が商業的には加工品製造には向かないという課題が懸念されるが、逆にその品質を活かし、クオリティの高い「こだわり」そして「手作り」を重視した上質な商品を作り上げたいと考えておりますぞ。