雨に打たれ、クマに学ぶ、マタギの里での一日

最近は空模様がパッとしないお出かけにはちょっと厳しい状況が続いておりますな。
しかし、そんな天気など気にすることなく北秋田地域振興局の畠山さんから阿仁の「安の滝」へのお誘いを頂きましてな。
正直、ワシは雨には弱いんじゃが(吸水性バツグンなのでな...ってなんのこっちゃ)、なにやら「日本の滝百選」で第2位に選ばれておるという結構スゴイ滝らしいので、二つ返事でお誘いに乗ることに。

014_2.jpg

とりあえずは男鹿からクルマで秋田内陸線「阿仁前田駅」まで。
ちなみにこの駅は温泉が併設されておるんじゃよ。

014_3.jpg

しかし今にも降り出しそうな灰色の空。
日頃の行いが悪いのは誰じゃ(-_- )...などと悪態をつきながらしばらく待つと向こうからガタゴトと電車が。
これぞローカル線といったカンジの風情あるワンマン電車。
オレンジ色だけでなく青とか黄色とか色々な色の車輌があるみたいじゃね。

014_5.jpg

内陸線に乗って、畠山さんとの待ち合わせである「阿仁マタギ駅」まで約1時間のぶらり鈍行旅。
ちなみにこの「阿仁マタギ駅」が今回の目的地「安の滝」最寄の駅というわけじゃ。

・・・降ってきおったわい(*_* ;

014_6.jpg

阿仁マタギ駅に降りて、畠山さんと「誰の日頃の行いが悪いか」を一問答しながら、足早に安の滝登山口まで車で移動。ちなみに阿仁マタギ駅から安の滝登山口までは「森吉山周遊タクシー(2,000円/一人)」というのがあるのでそれをご利用になるのがエエじゃろう。
登山口まではクルマで約40分。途中未舗装のけっこうなデコボコ道が続くので、車高の低いクルマはちと厳しいのう。

登山口に着いた頃にはさらに雨が強くなり、ワシの全身もしっとり(笑)。
せっかくここまで来たんじゃから今更後には引けんわい、という事でいざ出発。
滝までは、ほぼ川沿いの道をテクテクと進むんじゃが、時間にして約40分。決して急勾配ではないが「散策」とうほど楽でもない、が「登山」というほど厳しくもない。まぁ、いわゆる「トレッキング」じゃろうね。
ちなみにクマが出る可能性がないとは言えないそうなので、念のために熊ヨケの鈴をつけて行った方が無難かもしれん。

014_7.jpg

この「安の滝」の「安」はヤスさんという女性の名前に由来するそうで、むかしの悲恋伝説が元になっておるそうなんじゃよ。
ヤスさんは金山で働く久太郎さんという方と恋に落ちたそうじゃが、当時は山では男女の仲はご法度であったため、久太郎さんは「後で迎えに来ると伝えてくれ」と友人に伝言を頼んだものの、その伝言がヤスさんには伝わらず、その後久太郎さんが捕まってしまったという噂を聞き、悲しみのあまり滝から身を投げてしまったという話だそうじゃ。
そんなヤスさんの思いがあってか、それ以来この滝にくると恋が叶うといわれ、若いカップルが訪れる恋愛成就の場所になっておるとのことじゃよ。
むぅ、ワシも女の子と来るべきじゃったか・・・

そんなヤスの滝は上下2段に分かれていて、ワシが立っているところは下段の滝の前なんじゃ。
ここから更に5分くらい登れば上段の滝つぼを見ることができ、さらに10分くらい進むと、その滝つぼまで行く事ができるんじゃ。
上の滝とその滝つぼが絶景なので、せっかくここまで来た人はぜひ最後まで進んで頂きたいですな。ちなみにこの最後の5分が結構な急勾配でしんどかったんじゃがな(笑)
本当は滝の写真を一番大きく見せたかったんじゃがあいにくの雨であまり綺麗に撮れませんでな。絶景ぶりは是非ご自分の目でお確かめくだされ。
周辺はとても涼しくて、晴れてる日には最高じゃろうな〜と思いながら雨に打たれての帰り道。ちと、くたびれましたぞ。

014_8.jpg

山を降りたワシらは、雨で冷えた体を温めようと、阿仁マタギ駅近くにある「打当温泉マタギの湯」で温泉に入る事に。
一番上の木彫り熊とのツーショットは、このマタギの湯の玄関で撮ったものじゃよ。
この木彫りはチェーンソーアートというやつでな。阿仁の街道沿いなどに点々と置かれていて、中には標識変わりに熊が指差ししているようなものもあって町をユカイに彩っておりましたぞ。

014_9.jpg

温泉に浸かってだいぶ復活したワシは、併設の「マタギ資料館」を見学。
ここではマタギが実際に使っていた鉄砲などの道具や当時の様子の解説など、マタギ文化を学ぶ事ができるんじゃよ。

014_10.jpg

どこからともなくキツネが近寄ってきて...というのは冗談で、これはキツネの剥製。熊の剥製もありましたぞ。

014_11.jpg

館内には地元の食材を使った漬物など、阿仁ならでは商品を選べる売店もあるのでお土産を調達するのにももってこいじゃ。
連れの子は、近くの熊牧場で栽培したという「生ブルーベリー」を買っておりましたぞ。生ブルーベリーって案外すっぱいものなんじゃね。

014_12.jpg

それから、阿仁といえば「どぶろく特区」でご存知の方も多いと思うが、その「どぶろく」をぶっかけた「どぶろくソフト」なる逸品を発見。
「どぶろく」そのものをソフトクリームにかけているので、アルコールが入っているため、運転手さんは食べられませんぞ。

口に入れた瞬間のフルーティなドブロクの香りとバニラの甘さが絶妙な加減で、何気にこの感動が一番印象に残っておったりして(笑)

014_13.jpg

その後売店で、熊牧場のキャラクター「イタズラーズ」なるものを発見。
熊牧場はここからクルマですぐのところにあるという事で、いよいよ本降りの雨の中、熊牧場へ移動。

014_14.jpg

・・・クマ、こんなにいっぱいいるんじゃね。

それよりも、ある意味この日一番の衝撃だったのが、クマのエサをねだるしぐさ。
立ち上がって手を上げて、あろう事か手をたたいてエサ欲しさをPR。
「ハイ、こっちこっち、ココ、ココ」と聞こえてきそうな素振り。
中に人が入っているのでは?と思えるくらい獣らしからぬ仕草に思わず大爆笑のワシじゃった。

積極的に前に出て自分をPRするクマには当然多くのエサが飛んでいくわけで、後ろでウロウロと恥ずかしがっている(?)クマは、おこぼれも頂戴できない状態。
秋田県(民)は宣伝下手だとかPR不足だとか言われて久しいが、そのPRの積極性がいかに大事かを、まさかクマに改めて気付かされる事になるとは・・・

思いもよらなんだのう。
なんじゃこのオチは...


大きい地図はこちら

安の滝/打当温泉マタギの湯/熊牧場

北秋田市阿仁打当字仙北渡道上ミ67(マタギの湯) TEL 0186-84-2612

住所・電話番号は「打当温泉マタギの湯」のものじゃよ。
安の滝へは秋田内陸線「阿仁マタギ駅」で降りて、森吉山周遊タクシー(2,000円/一人)をご利用になるのがイイじゃろう。駅から歩いてはとても行けませんぞ。

情報提供・協力 : 北秋田地域振興局

ぷりんさん |2009.08.18 |返信

はじめまして。
「なまはげ」について調べておりましたら、
偶然、佐々木さんにお会いしましてな、あまりのおもしろさに
ついコメントしてしまいましたぞ。
聞けば、男鹿にほれこんで定住。
秋田を行脚されているとか。
お写真、どれもいとしげでな、すっかり感心いたしたしだい。
これから、おたっしゃで、秋田の
ピーアールにつとめてくだされ。
応援してますぞ。

佐々木じゃさんからぷりんさんへの返信 |2009.08.19 |返信

ぷりんさん
ワシのブログをご覧頂き感謝いたしますぞ。
これからもちょくちょく秋田の情報をご紹介していきますので時々覗いてみてくだされ。

PAGE TOP