このザッパ汁は入道崎の母の味

一気に肌寒くなってきてしもうたのう。
今年は、去年みたいな大雪にならない事を祈るばかりじゃ・・・

ま、寒いおかげで(?)鍋物や汁物など温かい食べ物が恋しくなってきたのは良い事じゃ。
今日は入道崎にある入道崎会館にお昼ごはんを食べに寄ってきたんじゃ。

ココは社長さんのオフクロさんが切り盛りしているお店でな。入道崎の並びの中では一番大きい店構えなんじゃ。「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選 観光食事施設部門」にも選ばれたこともある定評のあるお店なんじゃよ。

海鮮丼やいくら丼などの丼モノや魚介料理が人気なんじゃが、ワシのお目当てはズバリ「ざっぱ汁」じゃ。
「ざっぱ」というのは魚のアラ、要するに頭や骨などからダシをとったスープのことじゃな。
ちなみに青森などで「じゃっぱ汁」と呼ばれるものは主にタラを使うらしいんじゃが、ココ男鹿では特に魚は限定されていないようじゃな。なので結構お店によって味に違いがあるみたいなんじゃ。

入道崎会館のザッパ汁、実は隠れた人気メニューらしいんじゃよ。
若い人にも人気で、何度もザッパ汁だけ食べに来るカップルさんもおるらしいぞい。

身に染みる温かさじゃな

ワシも頂いたんじゃがな。
非常に飲みやすい、クセの無い味で、とは言えキチンと魚の脂も出ていてコクがあって正に美味じゃった。男鹿では、鯛なんかの白身を使ったザッパ汁が多いんじゃが、コチラのはサケか?マスかな?を使ってあるので身が溶けずにしっかりと食べる事ができるのも良いカンジじゃな。

オフクロさんが工夫を凝らして作ってくれる「ザッパ汁」は、余った魚のアラを使って作っているのではなくザッパ汁用に魚を下ごしらえして使うという手の込んだ品なのじゃ。
1杯450円のザッパ汁にも手を抜かずお客さんが「美味しかった」と喜んでくれる笑顔が見たくてがんばっているそうじゃ。

もうすぐ冬が来るのう。
雪が降る前に一度男鹿にザッパ汁を飲みに来てみてはいかがじゃな。

大きい地図はこちら

入道崎会館

男鹿市北浦入道崎 TEL 0185-38-2031

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